弁理士への近道は弁理士試験から!弁護士・審査官/審判官からもなれる

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弁理士になるには、国家資格である弁理士資格を取得しなければなりません。弁理士資格を取得する方法には、毎年5月に開催される弁理士試験に合格するのが最も一般的な方法です。そのほか、弁護士資格があれば弁理士にもなれますし、特許庁の審査官もしくは審判官として合計7年以上働いた経験のある人も弁理士資格を取得できます。

難関の弁理士試験

弁理士を目指す多くの人は弁理士試験を受験します。学歴や職歴、年齢など一切不問の誰もが受験できる試験ですが、非常に難関な試験として知られています。合格率は毎年10%を切っており、平成29年度の合格率はわずか6.5%という狭き門でした。このように難しい試験のため、一発では合格できる人は少なく、何年もかけてようやく合格するという人が多数です。

弁理士試験は、短答式と論文式の筆記試験と口述試験からなります。短答式筆記試験に合格しなければ論文式筆記試験に進めず、また、論文式筆記試験に合格しないと口述試験に臨めないという厳しい内容です。独学も不可能ではありませんが、ほとんどの人は予備校に通ったり、特許事務所で見習いとして経験を積みながら勉強を続けたりといった努力を重ねています。

弁理士の資格もあるとみなされる弁護士

冒頭でも触れたように、弁理士試験を受験する以外にも弁理士資格を取得する方法はあります。一つは弁護士の資格を取得することです。弁護士は、弁理士や税理士としての仕事も当然できるとして弁護士法第3条第2項に規定されているように、弁護士資格を有する人は弁理士に必要な知識を備えているとみなされるのです。

特許庁の審査官/審判官から弁理士になる方法

もう一つの方法は、特許庁で審査官か審判官として、審査または審判の業務を合計7年以上勤め上げることです。特許庁では商標、意匠、実用新案等の特許を審査しますから、その業務で一定の経験を重ねれば、弁理士として必要な知識を有しているとみなされるのです。実際、弁理士の約1割が特許庁の出身者と言われています。

ただ、この方法で弁理士となるには、国家公務員採用試験を受けて特許庁に入庁し、審査官補として4年以上経験を積み、さらに審査官として7年以上経験を積まなければなりません。非常に時間がかかる方法です。最初から弁理士を目指すのなら、やはり弁理士試験の合格を目指すのが近道でしょう。

学校の勉強では不十分

弁理士試験受験者の8割以上は理工系出身者です。しかし、法律知識や文章表現力も求められるため、文系出身者にも利点はあります。いずれにせよ大学の勉強だけで合格するのは難しいため、予備校や専門学校に通い努力を重ねる必要があるでしょう。

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